会長あいさつ
去る6 月14 日に岩手県看護協会通常総会が開催され、多くのご来賓の方々、並びに会員の皆様からご参加いただき心より感謝申し上げます。たくさんの方からご参加いただき、嬉しく思っております。
また、6 月11 日の日本看護協会通常総会で「看護の将来ビジョン2040」が公表され、2040 年を見据えた看護提供体制のあり方が提言されました。その中で「〜いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護〜」の具体的な内容が示唆されました。当協会も今後を見据えながら地域の実情を鑑み、対応策を検討してまいりたいと考えています。
さて、医療を取り巻く環境は変化し、医療・看護の方向は病院から在宅へと移行され、難病の方や医療的ケア児・緩和ケアを必要とする方も在宅で生活しています。また、当県は全国に比べ高齢化率が高く、スピードも早いと言われていますが、その一方で高齢者人口が減少している地域もあります。当協会では、看護のニーズに対応しつつ高齢者のストレングスにも視点をおき、人生100 年時代を目標に健康寿命の延伸と重症化予防にも注力してまいりたいと考えています。
また、多くの事業を推進していくためには、会員の皆様のご支援とご協力が必要となります。しかしながら、全国的にも会員数が減少していますが、当協会も会員数の維持・加入促進が困難な状況になっています。そのため、看護協会の活動内容をさらに理解していただくことを目的に、今年度から看護協会内・外の会長の講話の殆どを看護協会の活動内容に変更しました。また、5 月からは、看護協会の役員(会長・専務・常務)が盛岡市近郊の各施設を訪問させていただいています。会員の加入促進を図ると共に各施設の現状と課題を把握し、課題解決の一助になるよう努めてまいりたいと思っています。皆様にとって少しでも看護協会を身近な存在に感じていただければ幸いです。
結びに、皆様には、課題が山積している中日頃より看護サービスの質の向上にご尽力いただいていることに感謝申し上げるとともに、健康管理には充分ご留意されご活躍いただきますよう祈念し、ごあいさつとさせていただきます。
公益社団法人岩手県看護協会
会長 相馬 一二三