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日 時:令和4年6月18日(土)13:30~15:40
リレートーク:「コロナ禍の2年を振り返り、看護職のCOVID-19対応と今後の課題」
演 者:岩手県保健師長会 副会長 高 橋 真由美 氏
盛岡赤十字病院 産科病棟師長 髙 村 ゆりえ 氏
岩手医科大学附属病院 感染管理認定看護師 近 藤 啓 子 氏
鶯宿温泉病院 看護師長 中 村 六 子 氏
岩手看護専門学校 本科教務主任 岩 間 亜由美 氏
座 長:前 岩手県看護協会 副会長 奥 寺 三枝子 氏
看護職は、専門的・技術的職業の中では最大の職種と言え、病院や診療所、地域、教育機関等それぞれ様々な活動の場があります。今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、短期間のうちに大きく変化した2年間を振り返り3職能合同で、医療従事者としての使命感、未知のウイルスへの恐怖心、大切な人への思い、経験し感じたことや課題を看護職であり生活者でもある立場で語り合い、共有し、今後への示唆を得ることを目的としてリレートークを開催しました。
演者の方からは、コロナ禍での保健師の専門性を活かした保健活動の状況や、かけがえのない命を育み出産に臨む妊婦さんや家族の不安を理解したサポート、県の組織であるICATによる現場支援の実際、病院・施設でのクラスター対応から体得した感染対策と業務の継続や職員ケアの重要性、隣地実習が困難になる中、学内でのシミュレーション機器を使用した演習を工夫し学生たちと共に乗り越えたこと等が語られ、それぞれの経験から見えた課題も示していただきました。
講演後は、会場から寄せられた「感染対策として平時から心がけておくマネジメント」「精神的につらい事も多くある中で、どのようにして気持ちを切り替えていったか」について意見交換を行い、演者の皆さまのリフレッシュ方法などをお話していただく和やかな場面もありました。
当日は134名(保健師28名、助産師19名、看護師Ⅰ78名、看護師Ⅱ9名)の参加がありました。参加の動機は「テーマにひかれて」が60%、満足度では「満足できた」が61%という結果でした。さらに「テーマ・構成がよかった」「意見交換ではリアルな話が聞けてとても参考になった」「座長の進行やコメントが素晴らしく演者から飾らない本音を引き出していたと思う。職種や働く場所が違っていても皆が初めての状況に戸惑いつつも奮闘していたことを感じ、思いが共有できた」という感想が聞かれました。3職能がそれぞれの立ち位置から語ることの大切さについても共感のご意見をいただき、職能合同集会や有意義な時間であったことが伺えました。
未だ感染の終息は見えず、緊張の日々が続いています。それぞれの場で誇りと責任を持ち懸命に闘っているすべての看護職の皆様に改めて感謝を申し上げます。
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